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2026.10.11

自動車ガラス専門店かディーラーどちらに頼む?窓口とエーミングでの違いを比較

ディーラーと自動車ガラス専門店の違いは、作業の腕より窓口の役割にあります。受付と作業が同じ会社か、ガラスをどこまで選べるか、エーミングを誰が担うかなどを比べると自分に合う依頼先が決まります。

フロントガラスに飛び石の傷が入り購入したディーラーに相談するか、専門店やカー用品店に直接頼むかで迷っている方もいるでしょう。

自動車ガラスを専門に扱う立場から、ディーラーを含む5つの依頼先の違いを、国土交通省などの公的な資料をもとに整理しました。

自動車ガラスの依頼先は5つの業態に分かれる


車のガラスの修理や交換を頼める先は、ディーラー、自動車ガラス専門店、カー用品店、整備工場・ガソリンスタンド、保険会社の紹介窓口の5つに分けられます。受付の役割と得意分野は業態ごとに違うため、自分の状況に近いものから見てください。

ディーラー

メーカー系の販売店として、純正部品を前提にした点検や修理をまとめて受け付けています。整備の履歴を1か所にまとめたい人や購入した店に窓口を一本化したい人に向いています。

自動車ガラス専門店

ガラスの修理と交換を専門に扱い、エーミングやカーフィルムまで受け持つ業態で、住宅の窓ガラス店とは別のものと考えてください。ガラスの種類や日程を作業する店と直接相談したい人や費用を抑える選択肢も比べたい人に向いています。

カー用品店

タイヤやオイルの交換と同じ窓口で、ガラスの修理や交換の相談を受け付けている店があります。普段から利用している店で受付を済ませたい人に向いていますが、実際の作業を誰が行うかは店に確かめてください。

整備工場・ガソリンスタンド

車検や点検で付き合いのある整備工場やガソリンスタンドでも、ガラスの相談に応じていることがあります。車検や点検とまとめて頼みたい人に向いています。

保険会社の紹介窓口

車両保険を使うなら、保険会社や代理店に修理先の紹介を頼む方法もあるでしょう。保険を使うと決めていて、手続きの窓口をまとめたい人に向いています。

どの業態を選ぶにしても受付する会社と作業する会社が同じかどうかは確かめてください。

受付する会社と作業する会社は同じとは限らない


ディーラーやカー用品店に依頼しても、実際にガラスを交換するのは別の会社という場合があり、制度もそうした形を想定しています。

特定整備とは、ブレーキなどの分解整備と、自動ブレーキなどに使う前方カメラやレーダーを調整する電子制御装置整備をまとめた呼び方です。国土交通省「自動車特定整備事業について」によると、国の認証を受けた工場が行う整備として令和2年4月に始まりました。

国土交通省「特定整備制度に関するよくある質問・問答(問5)」では、認証工場の構内でその工場の管理のもとで作業するなら、認証を受けていないガラス業者でもガラス交換ができるとされています。構内外注とは、認証工場の敷地内で外部の業者に作業を任せる形のことです。

では、実際の記録の付け方まで決まっているのでしょうか。国土交通省「特定整備記録簿の記載方法について」には、ガラス交換を構内外注し、レーダー交換とエーミングを自社で行った場合の記載例まで載っています。

構内外注は、認証工場が作業全体の責任を持つ仕組みであり、それ自体に問題があるわけではありません。ここから分かるのは、ディーラーに頼む価値は作業者そのものより、窓口の一本化、作業全体の管理責任、メーカーの純正指定にあるという点です。

外注の割合を示す統計は見当たらないため、実態を一律に語ることはできません。依頼先を比べるときは、受付する会社と作業する会社が同じか、作業はどこで行うかを、見積もりの段階で店に聞いてください。

費用の差が生まれる仕組み

依頼先によって費用が変わる主な理由は、窓口と作業が分かれるかどうか、選べるガラスの種類、エーミングを誰がどこで行うかの3つです。

受付と作業が別の会社になると、窓口側の管理や日程調整にかかる費用が見積もりに含まれることがあります。純正ガラス(車のメーカーが指定するガラス)を前提にするか、ほかの選択肢も比べられるかによっても、総額は変わってくるでしょう。

ガラスそのものの価格も、車種によって大きく違います。当社でお見積りをしていても、軽自動車でガラス代だけで20万円を超えるものがある一方、5万円未満のものもあり、車格からは値段を推し量れません。普通車でも、30万円近いフロントガラスがあれば、定価5万円台のものもあります。

エーミングの料金が見積もりに含まれているか、別の工場に回す場合の費用がどうなるかも、比べる際に確かめてください。ガラスを自分で用意して工賃だけで頼む持ち込みの方法もありますが、受け付けるかどうかや保証の扱いは店ごとに違います。

見積もりを比べるときは、条件をそろえることが大切です。純正ガラスか中古ガラスか、エーミングの有無、モールなどの部材を含むかをそろえないと、金額の差が依頼先の違いによるものかは判断できません。

日数の差が生まれる4つの要因


依頼先による日数の差は、ガラスの取り寄せ、施工の予約枠、接着剤の硬化、エーミングの4つで生まれます。

ガラスは車種ごとに形や仕様が違うため、在庫がなければ取り寄せの日数がかかるのは避けられません。受付と作業が別の会社の場合は、作業する会社の予約枠に合わせて日程を組むため、車の移動や調整の分だけ延びることもあるでしょう。

作業そのものの時間は、ガラスの固定方法と前方カメラの有無で決まります。当社の目安では、ゴム式でカメラ調整のない車なら1時間かからない程度です。

接着剤を乾かす時間が必要な車や、カメラの調整が必要な車は、1〜2日かかる場合もあると考えてください。車を使えない期間が心配な場合は、当社でご用意している代車を、依頼の際に前もってお申し出ください。

日数を比べるときは、最短の日数だけでなく、取り寄せ・予約・硬化・エーミングのどこに時間がかかるのかまで聞いてください。

前方カメラ付きの車でエーミングを担う先

前方カメラ付きの車は、ガラスを替えた店がそのままエーミングまで行うか、別の工場に回すかで、日数と費用が変わります。エーミングとは、自動ブレーキなどに使うカメラの向きを車体に合わせて調整する作業のことです。

国土交通省「特定整備制度に関するよくある質問・問答」では、カメラの付いた窓ガラスの脱着は電子制御装置整備にあたり、脱着後にはエーミングが必要とされています。カメラの付いていないガラスの脱着は、電子制御装置整備にあたりません。

施行前から作業していた事業者に認められていた経過措置も、令和6年3月31日で終わりました。自分の車が対象かどうかは、国土交通省の電子制御装置整備の対象車両で、メーカー別に確かめられます。

車検の面でも変化がありました。国土交通省「OBD検査とは?(ユーザー向け)」によると、令和6年10月(輸入車は令和7年10月)から、診断機を車につないで電子制御装置の故障情報を確かめるOBD検査が始まっています。

対象は一部の新しい車に限られるものの、交換後に運転支援の警告が出たとき、どこが責任を持って対応するかは、依頼先を選ぶ際の大事な論点です。エーミングまで自社で行うのか、どこで行うのかを、見積もりの段階で確かめてください。

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保険を使う場合に変わること変わらないこと

車両保険を使う場合、自己負担の仕組みはディーラーでも専門店でも変わりません。変わるのは、選べるガラスと見積額です。

日本損害保険協会「【自動車保険】ノンフリート等級別料率制度が改定されます」では、飛び石などによる損害は1等級ダウン事故として示されていますが、取扱いは保険会社によって異なる場合があります。

保険を使えば、依頼先に関係なく、免責金額の負担と翌年以降の保険料の変化が生じると考えてください。見積額が変われば保険を使うかどうかの判断も変わるため、依頼先を決める前に見積もりを取って比べてください。

当社は、車両保険を使った交換にも対応しています。保険会社の紹介窓口を使う場合も、紹介先で使うガラスやエーミングの扱いを、依頼前に確かめておいてください。

ディーラーに頼んだほうがよいケース


整備の履歴や窓口を購入した店にまとめたい場合や依頼先に指定がある場合は、ディーラーに頼むほうが手間は少なく済みます。専門店の立場から見ても次のようなケースはディーラーへの相談が合っているでしょう。

整備の履歴を1か所にまとめたい場合

点検や修理の記録を購入した店で管理してもらっている場合、ガラス交換も同じ店に頼めば履歴が1か所にそろいます。ほかの不具合の相談もまとめて済ませたい方には、窓口を一本化する価値は小さくありません。

リース車などで依頼先に指定がある場合

リース車や社用車では、修理の依頼先が契約や社内の決まりで指定されていることがあります。指定がある場合は、その指定に従うのが先です。

メーカーの窓口で純正ガラスの交換を頼みたい場合

当社も全カーメーカー純正指定店として純正ガラスでの交換に対応していますが、メーカーの窓口を通して手配してほしい場合はディーラーが話は早いでしょう。

近くの専門店でエーミングに対応できない車種の場合

エーミングに対応できる専門店が近くにない車種では、ディーラーに頼むほうが確実なこともあります。当社も、新しい車や一部の輸入車ではエーミングに対応できないものがあり、一部の高級輸入車はガラス交換をお受けしていません。

まとめると、ディーラーが向くのは窓口と管理をまとめたい人で、専門店が向くのはガラスの選択肢と日程を作業する店と直接相談したい人です。

自動車ガラス専門店としてのクロダガラスの対応

専門店に直接頼むと、ガラスの選択肢と日程を作業する店と直接決められるようになります。

当社の場合は、全カーメーカー純正指定店として新車時と同じ純正ガラスへの交換に対応し、費用を抑えたい方には中古ガラスもご用意しています。中古ガラスは廃車などになった車から使えるものを再利用したもので、多少のキズがある場合もある点はご承知おきください。

エーミングはほとんどの車種で対応でき、輸入車も年式によりますが、ドイツ車はある程度対応できます。対応できるかどうかは、お電話で車種を伺えばお調べします。

出張での交換も承りますが、遠方には伺えない場合や出張費がかかる場合もある点はご了承ください。

作業時間の目安や代車についても見積もりの段階でご案内するので、仕事や生活の予定に合わせてご相談ください。見積もりは無料で、費用と所要時間をあわせてお伝えしています。

技術面では、メーカーとの連携で新しい車の構造を学ぶグラスピットの加盟店であり、日本自動車ガラス販売施工事業協同組合(JAGU)公認の1級技術者取得店でもあります。

よくある質問(FAQ)

なぜディーラーでのフロントガラス交換は高いのですか

一律に高いとは言い切れません。ただ、受付と作業が別の会社になる場合は、窓口側の管理や日程調整の費用が加わることがあります。純正ガラスを前提にすると、選べるガラスの幅も限られます。見積書で、ガラス代、工賃、エーミングの費用がどう分かれているかを確かめてください。

ディーラーで飛び石のリペアはしてもらえますか

受付をしているディーラーもありますが、作業を誰が行うかは店によって違います。当社のウィンドウリペアは1万3,000円〜2万円程度で、傷の中心から約1.7cm程度までの傷が目安です。リペアはフロントガラスのみで、傷の場所によっては施工できないため、事前にご相談ください。

フロントガラス交換はどこがいいですか

窓口と管理をまとめたいならディーラー、ガラスの選択肢と日程を作業する店と直接相談したいなら自動車ガラス専門店が向いています。前方カメラ付きの車は、エーミングまでどこで行うかも比べる基準に加えてください。

カー用品店でもフロントガラス交換はできますか

ガラスの修理や交換の相談を受け付けているカー用品店はあります。受付する会社と作業する会社が同じか、エーミングはどこで行うかを、見積もりの段階で確かめると安心です。

専門店で交換したガラスでも車検は通りますか

車検で見られるのは、ガラスが保安基準に適合しているかであり、交換した店の業態ではありません。

国土交通省「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示 第195条(窓ガラス)」は、前面ガラスに、損傷しても視野を確保できることや、運転視野の可視光線透過率70%以上などを求めています。適合するかどうかは、検査の際に基準に照らして判断されます。

保険を使う場合、ディーラーと専門店で自己負担は変わりますか

免責金額と、翌年以降の等級や保険料への影響という自己負担の仕組みは、どちらに頼んでも変わりません。変わるのは見積額と選べるガラスのため、見積もりを比べてから保険を使うかどうかを決めてください。取扱いは保険会社によって異なる場合があるため、契約内容も確かめておきましょう。

フロントガラスの相談はクロダガラスへ

ディーラーと専門店のどちらに頼むか迷っている段階でも、当社にご相談ください。見積もりは無料で、費用と所要時間をあわせてご案内しています。車検証の情報と傷の写真をご用意いただくと見積もりが早く進むため、お手元に準備してご連絡ください。

お電話でのご相談は9時から18時まで、日曜・祝日・夏季休暇・年末年始を除いて受け付けています。

参考文献